小規模農場とギグワーカー

  • 米国にはラビットワークのようなギグワーカー向け募集サイトがあります。ネットによるアルバイト募集のようなものです。
  • 一つの社会問題として、こうしたギグワーカーは裕福ではないということです。格差の問題です。私見ですが、格差問題は格差の固定化とストレスという2つの大きな課題があります。前者は別の機会に議論することとして、ストレスについて。
  • 貧困意識は比較によって生まれるのですが、これは経済的な問題以上に健康と心の側面に影響します。ストレスはコルチゾールを発生させ免疫を低下させます。病気、過食など様々な症状をもたらすと考えられています。
  • エンゲージメントという用語は一般的になってきましたが、エンゲージメントに大きく影響する3つの要素があり、その第一が社会的貢献意識です。自分の仕事が社会的に貢献しているか実感を持てるかどうかです。第二が日々の成長実感です。アルバイト的な仕事には期待は難しかもしれません。
  • 現在、ある農業系法人と小規模農業について議論をしています。ご存知のように、日本の食の自給率は極めて低く、この傾向は高まる可能性があります。
  • 農業というのは地産地消が望ましく、自然の中で作物と対話をします。そして技術的に学びが必要とされます。大金持ちにはなれないかもしれませんが、社会への貢献度は高く(必須といってもよい)、ネット市場を活用すれば永続して安定的な収入を得ることが可能です。物価の高い都市部に住む必要もありません。
  • ギグワーカーには様々な側面がありますが、一つの方向性として議論を進めています。
    (宮川 雅明)
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