情報民主主義座談会 第2部 SNS依存の構造と問題|研究者が語る「依存」の実像とSNS規制

SNS依存は「病気」なのか。ネット依存研究の大野志郎准教授が、WHOのICD-11でゲーム障害が位置づけられた一方、ソーシャルメディアはそうではない現状と、影響を強く受ける一部の層の存在を解説。田辺俊介教授、山田美樹衆議院議員、宮川雅明代表理事が規制と企業責任を論じます。

一般社団法人ネット情報信頼性機構が主催した座談会「情報民主主義とインターネット社会」の第2部です。

「SNSを使うほど悪くなる」という語られ方に対し、大野准教授は、厳密に調査すると観察される影響はそれほど劇的ではないとしつつ、刺激に脆弱な一部の人々が短時間の利用でも大きな影響を受ける点にこそ注視すべきだと述べます。田辺教授はジョナサン・ハイト『不安の世代』を手がかりに、SNSネイティブ世代が置かれた「終わらない比較」の環境を論じ、広告依存のビジネスモデルそのものに目を向けます。宮川代表理事は若年層を狙うマーケティングの定石とエコーチェンバーの重なりを、山田議員はいじめ対策と立法事実の観点から子どものSNS利用規制を語ります。

■ 出演(敬称略・50音順)
大野志郎(早稲田大学人間科学学術院 准教授/ネット依存研究)
田辺俊介(早稲田大学文学学術院 教授/計量社会学)
宮川雅明(一般社団法人ネット情報信頼性機構 代表理事)
山田美樹(衆議院議員・東京1区)
永吉康朗(一般社団法人ネット情報信頼性機構 評議委員長/司会進行)

■ 章立て
0:00 テーマ2「SNS依存の構造と問題」
0:44 大野志郎:SNS依存は病気なのか──ICD-11とゲーム障害
4:37 リスクが高いのはどのような人か
5:04 田辺俊介:ジョナサン・ハイト『不安の世代』をどう読むか
5:32 大野志郎:脳機能への影響と可逆性、研究の限界
6:50 田辺俊介:SNSネイティブ世代と「終わらない比較」
10:54 広告依存モデルと企業の倫理
11:38 宮川雅明:若年層マーケティングとエコーチェンバー
15:46 ネット情報信頼性機構が進める第三者評価
17:31 SNSの年齢制限は必要か
18:01 山田美樹:子どものいじめ対策と立法事実
21:59 SNSの良い面をどう評価するか
22:32 大野志郎:娯楽として作られた仕組みに信頼性を求められるか

■ 言及された主な文献・基準
WHO ICD-11/ジョナサン・ハイト『不安の世代』/『デジタル・デメンチア』/中国「人工知能擬人化双方向サービス管理暫定弁法」

■ 主催
一般社団法人ネット情報信頼性機構
https://gig.or.jp/

※本動画には字幕を表示しています。字幕トラックの表示・非表示はプレーヤーの設定から切り替えられます。

SNS依存 #情報民主主義 #情報リテラシー

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次